2006.10.20 Fri(15:27)
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Yahoo!ニュースより「ディープインパクト情報」「なんか聞いたことのある薬物名だぞ。」と思った。
ネットニュースで見て、テレビニュースで見て、それでも明らかにならなかったから、自分の薬本を見てみた。
ああ、アレか。
っていうか1年休職してるだけなのに、知識の引き出しって開きづらくなるもんなのね。怖い怖い。
ディープインパクトから禁止薬物が見つかったとのフランスギャロ報告で、ちょっとした騒ぎになっているという件について。
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「イプラトロピウム」
そもそも、別にこれは人体に対して使っちゃいけないような猛毒というものではない。
臭化イプラトロピウムは、保険薬として一般的に処方される薬剤なので、利用者の方は用法用量を守って正しく使っていただければまったく問題ありません。
作用は、迷走神経支配の神経−筋接合部を遮断することにより、気管支平滑筋の収縮を抑制するもの。
使用禁忌は、本薬剤に過敏症の既往歴あり・緑内障・前立腺肥大症のあるヒト。
エロゾルとして、口から吸入して使用します。
製品名は控えますが、COPDや喘息の方なら使用経験はあるでしょう。
regular use(常時使用)にて気道収縮を軽減し、呼吸困難感を改善させる目的で使用します。通常頓用ではありません。
副作用は比較的少ないものですが、稀にあるとすると口渇(口の中が乾いたりざらざらしたように感じる。本剤が分類される抗コリン系薬剤にはよくある)か、その他はご本人が指導されていると思うので記載は省略。
が、稀にというよりもっと頻度少なく起こる可能性の考えられる重大なものとして、循環器系への異常というものもあります。その際は即中止すれば問題ないのですが。
あくまでも、これらはヒトでのデータです。
ディープインパクトは、フランス入りしたときに呼吸器系に少々トラブルがあり、現地獣医に気管支拡張剤を処方されたとのこと。
しかし、レース一週間前までには中止するよう指導されていたらしいので、その後の投与ミスか、あるいは第三者による可能性もあると考えている人もいるとかいないとか。
シンジケートが組まれたあとに発覚したことで、いずれ生まれくる産駒に影響があるのではないかと考える人が多いようですが、短期間の臨時処方での薬に影響されて、産駒のDNAにそんなに大きなダメージって与えられるものですか?
可能性がないとは、私も実験データを出した人間ではないから断言しないけれど、そんなこと言われたらレギュラーユースしている人はどうなっちゃうの?
そういう憶測を、簡単に素人が言ってはいけません。
(ただ、妊娠した方は主治医の指示に従って、継続か中止かを決めてもらってください。胎児への影響が未知の薬剤のほうが世の中には多いということは知っておいてくださいね。未知ということは、異常が出たという報告がないということも往々に含んであるのです。)
問題は薬ではなく、ディープ君の呼吸器系が遺伝的に弱いものだとすると、それは産駒に出てくる可能性があるかもねっていう話でしょう。
薬を盛った行為が故意なのか間違いなのかは知りませんが、既に体外に排泄されているでしょうから今後何か問題が起こるとは考えづらいです。
治療するための薬剤を使ったから駄馬になるなんて(いやまだ誰もそこまでは言ってないけど)、変な言いがかりはやめましょうよ。
健康を守るために開発されている薬が正しく使われることについては、なんら問題なんてないんですから。
種牡馬として、いい馬を作るための道具としてしか見ていない競走馬ビジネスの世界。
今後もそれに翻弄される彼が、運命とは言え可哀想で可哀想でならないのは、私だけじゃないですよね…。
PS. レース中の呼吸状態の改善に効果を見るため使用されたと判断されれば、凱旋門賞3着の成績は抹消されてしまうかもしれません。彼の成績に傷はつきますが、彼自身が健やかであってたまに勇姿を見せてくれるのなら、私はいいです。そうやってたくさんの馬たちを見守ってきたんですもの。いつかまた牧場へ会いに行きます。それまで、今年いっぱいの国内レース、かっこよくキめちゃってください☆>ディープへ
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